情報発信のコスト

当サイトはオープンソースのMODxやWordPressというCMSを利用して情報発信をしている。かかっているコストはレンタルサーバ代とドメイン(kuono.net)の管理費のみ。オープンソースとは誰もが自由に作成に参加したり入手出来るタイプのソフトウェア開発形態をいう。有名なところでは,LinuxというOSがオープンソースという形で開発されてきている。私が常用しているMac OS Xも,一部はオープンソースだったり,オープンソースで開発されているプロジェクトの成果を取り入れたりしている。

昨日,名古屋ではオープンソースコンファレンスというイベントがあった。さまざまなオープンソースの開発企業やユーザー会,開発者やそのコミュニティが一同に会し,交流を深めようというものだ。私もCMSの情報収集を目的に,午後から参加してきた。

CMSは,ウェブサイトのコンテンツ(内容物)をデータベースに格納したり,それを取り出して様々な形に加工してみやすい形にしたものを提供する役割を果たしている。ブログやWiki,SNSといった特定の型をもったCMSもあるし,MODxやGeeklog,Joomla!などのような汎用CMSもある。変わったところでは,自治体の情報発信に特化したCMSもある。なかには何百万円もの価格で販売されているCMSを上回る機能や使い勝手を持つオープンソースのCMSが存在する。

中小企業で,外部とのコミュニケーションをしようという場合,こういったオープンソースのCMSを活用して自社サイトを構築することをお勧めする。初期のサイト構築を有料で請け負う会社はたくさん存在するし,一旦構築が終われば,発注した企業の人員が,軽い負担で自らコンテンツを管理することが可能になる。かつては一ページの変更いくらというかたちでコストがかかっていたり,数日待たされたりする見えないコストがかからなくなってきている。