6次産業化と農業改良資金

先日,農業改良資金の制度内容,利用条件,実態等についてヒアリングするため,日本政策金融公庫名古屋支店さんを訪問,愛知県での状況を伺ってきました。

  • 6次化認定業者,農商工等連携認定業者の他に,認定農業者も申請できる。
  • 現時点では6次化事業者の愛知県内の利用実績はなし(認定農業者の利用は多い)。
  • また,農商工等連携の中小企業者の愛知県内での利用実績もいまのところない。
  • 6次化認定後,愛知県知事から改良措置の認定を受ける必要あり。実際の窓口は普及課(普及センター)。「新たな」取組か否かの判定がある。標準的なリードタイムは2週間(問題ない場合)。実際は普及員が問題ないものを持ち込むため,普及員などに事前相談をしたほうがよい。
  • 公庫としても,金融審査がある。決算書を三期分くらい見る。チェック項目は債務超過,大幅な赤字,キャッシュフロー不足(減価償却していない)など。
  • 実際の利用には,窓口となる農協または事業者のメインバンク経由がよい。県下の信金,地銀は概ね該当。信組は一部。早めの相談を。

以上の内容は公庫さんの正式見解ではなく,あくまで魚野がヒアリングした際にとったメモを元にした個人的な記録です。融資を希望される場合はメインバンクなどにご相談し,条件等もご自身でご確認ください。