‘中小企業診断士の業務日誌’ カテゴリーのアーカイブ

日本でのものづくりから日本によるものづくりへ

2010 年 6 月 27 日 日曜日

高校生が化粧を競いあったり,大学生が自分で考えることをしなかったりと,日本の将来を心配する日常的光景を目にすることが多い。が,当初は経済発展に寄与していた開発独裁型政権が自主改革をなしえず,将来を左右する課題,すなわち年金や財政問題,少子化問題の取り組みが先送りにされてきた状況からすれば,将来に希望を持てといわれても彼らが虚しく感じたのも無理はなかったろうと思う。実際に接してみると,若い世代の多くは本質的には真面目で,よく生きたいと考えていることは自ずから知れるが,一方で,よほど楽天的なひとにぎりの学生しか,将来や直近の未来に希望を持てないでいる。政権交代によってこうした問題が何もかも片付くというのも幻想だろうが,それでも国家単位の活動の見直し,検証がようやく着手されたのは,ほんとうにぎりぎり間に合ったというタイミングだと思う。

国際化や技術革新が進む中,これから日本が繁栄を謳歌しつつ生き残りたいのであれば,その道は,内にこもるのではなく,海外を活用し,win- winの関係を築く,そのために平和な社会を築き上げることを常に念頭においた道しかないのではないか。内にこもることは経済や政治的な影響力の縮小に直面するだろうし,それが排外的な態度にも繋がりかねない危険がある。一方で,台頭する新興国や,依然 として活力ある先進国の間で存在感を保持するには,まずは日本の経済的な活力の復興が前提で,それが実現できて初めて経済規模の再拡大 や政治的な影響力の強化がもたらされるであろう。

一言で言えば,日本の活力の復興の道は技術的優位にではなく,「日本人の国内外での活躍」に見いだせるのではないかと思う。日本人が異文化を背景とした人たちとチームを組み,課題を解決していく力を備え,国の内外で実践していくことが,「和を以て貴しと為す」という社会を誇る私たちの新しい目標ではないだろうか。

この実現のために必要なことは,縦型から横型への人間関係の捉え方の変化,法化社会への変化,新しい時代の基礎教養である新読み書き算盤(異文化理解と協力を促進するため心理学的素養,論理的なコミュニケーション力・思考力,ITリテラシ)を社会に根付かせることである。従来の,ワーカーに必要な学力ではなく,大小のコミュニティを動かす力を身につけることが次の時代に生き残るために必要な力である。

この3点セットの普及実現は,日本は世界各国の中でも有利な条件にある。覇権主義,大国主義の国が異文化協力を並立させることには本質的矛盾があるが,日本は敗戦国という位置づけから,あるいは資源小国という条件から,国際理解と協力を促進せざるを得ない立場にあるし,実際,そうした取り組みは一定の評価を得ている。また,高い教育普及率や学びに対する熱心な国民性は,教育のありかたを微調整することで,こうした社会変化を促す基板となる。その上,世界で最先端の機械技術,情報技術を活用した製品・サービスに触れる機会は世界でもまれに見るほどの豊かな状況であり,そして,政権交代をはじめとした社会の見直しの中で起こっている既存の権威に対する信賞必罰の態度は,社会変化の強力な駆動力になるのではないか。

もっとも,こうした社会変革は中長期的な取り組みであり,移民の受け入れや,伝統文化の変容,歴史の直視といった痛みの伴う変革でもあるので,抵抗も多いであろう。また,中長期的な取り組みであるからこそ,短期的な課題である経済復興には何の寄与ももたらし得ない。成長戦略に乏しいと揶揄されたここ何世代かの政権も,このような長期的な視点を持ち得ないまま潰えてしまった。

次回は,短期的な課題について考えてみたい。

成績診断その1

2010 年 6 月 26 日 土曜日

先日受験してきた試験の成績を採点してみた。100点満点換算すると総合で70点。

受験直後は前回よりは少しはできたなぁという実感だったのだが、70点という点数は、意外と低いな思う。平均点は開催ごとに変動しているようだし、偏差値といった要因もあるので、いまのところは受験直後の感触があたっているのではという印象を持った。

各種データが参考に供されるのでそのひとつを見てみると、開催元の発表した平均点と標準偏差をもとに計算すると、偏差値は61.0になるので、全体の成績分布からすればだいたい上位14%以内という計算になる。また,他の資料では志望カテゴリごとの細かいデータもあるが,志望カテゴリの中での偏差値は58.0から59.0の間(片方が58.1、もう片方が58.6)、つまり正規分布を仮定すれば、だいたい上位2割くらいに位置していることになった。前回のデータ(2007年)は偏差値60.8というデータが手元に残っていたので,漸進状態。

昨年,一昨年は仕事の忙しさもあってこの段階から進まなかったが,今年は職業生活三分の計の第二期最終盤に差し掛かる。そんな意味でも次のステップに進んでみようか。

今朝気になったニュースから

2010 年 6 月 3 日 木曜日

工業経営概論質問と回答一覧(第5回分)

2010 年 6 月 2 日 水曜日

例によって出欠確認代わりに講義に対する質問を集め,次の回に一覧にして回答とともに配布している。

これは,2010年5月12日に行った第4回工業経営概論の講義のときのもの。

工業経営概論質問と回答一覧(第4回分)

2010 年 5 月 19 日 水曜日

例によって出欠確認代わりに講義に対する質問を集め,次の回に一覧にして回答とともに配布している。

これは,2010年5月12日に行った第4回工業経営概論の講義のときのもの。

工業経営概論質問と回答一覧(第3回分)

2010 年 5 月 7 日 金曜日

例によって出欠確認代わりに講義に対する質問を集め,次の回に一覧にして回答とともに配布している。

これは,2010年4月28日に行った工業経営概論の講義のときのもの。

twitter

2010 年 4 月 23 日 金曜日

 ミニブログサービスのtwitterが流行している。中国でも政府のネット規制をかいくぐる情報交換の道具として結構利用されていると聞く。ここのところ毎日のようにフォローされ,見ず知らずの人たちとこんなにも高い頻度でつながっていくのを見ていると,確かにコミュニティー全体が広がっているのだなと実感させられる。

 もっとも,そういった広がりは,パソコン通信や電子メール,インターネット,ウェブサイト(いわゆるホームページ),SNS,ブログといった様々なITを活用したコミュニケーション技術・サービスの黎明期にも見られた。これで世界が変わる,これからのビジネスは○○がないと駄目だといった具合に,もてはやされもした。そして,確かに利用者も多くなり,普及し,そして次の流行に移っていった。

 twitterの行末はどうなるのだろう。世界中の人達がつぶやき,世界中の人達をフォローすることになったとしよう。60億人の人のつぶやきを一個1秒で見たとすると,1分で60人。ということは,全員見終わるのに60億÷60=1億分…。24で割れば約420万日。365.25で割れば約1万年。はぁ。

 人間が持つ時間も興味の対象とできる範囲も限られたもの。twitterも,先行する多くの技術・サービスのように,自分の気に入った範囲の中で,使っていくのでしょう。

NETserverプロセスの暴走はブラザーのプリンターが原因の様子

2010 年 4 月 10 日 土曜日

Snow Leopard で動作しているMacBookを事務所のネットワークにつなぎっぱなしにしておくと,NETserverというプロセスが70%前後のCPUリソースを喰っていることが何度も発生していたが,同じ症状の報告をようやく見つけた。

http://discussions.apple.com/thread.jspa?threadID=2186838&start=0&tstart=0

原因は未詳。NETserverというのはブラザーのTWAIN関係のプロセスで,プリンター側からスキャンデータを送るコンピューターを見つけてもらうためのプロセスらしい。確かにうちの事務所でも,MFC-480がネットワークにつながっている。最新のドライバーにしてあるが,上記ディスカッションボードで報告されている通り,当所でも問題は解決していない。

ともかく,NETserverが暴走していたらプロセスを切っていたのだが,それで大きな問題は起こらないようだ。当面はこの対処方法で乗り切るか。

CMSシステムをバージョンアップ

2010 年 4 月 8 日 木曜日

当サイト管理ソフトのバージョンアップをしました。が,エラーがでてしまった。時間がないので,とりあえずエラーが出る部分のみ回避して,サイト自身は復帰。チャンクやモジュールで一部インストールしていないものがあります。いろいろ改造して使っているから,たぶんそれが原因でしょうね。

あのりふぐ

2010 年 3 月 1 日 月曜日

農商工連携・地域資源活用を応援している魚野です。

3月になりました。3月というと,今までは卒業式や定期異動のシーズンかなという連想ばっかりでしたが,今年は今シーズンの天然トラフグがそろそろおわりだなということに気持ちが動きます。農商工連携の計画認定を(そして,その後のフォローアップとして販路紹介などでも)支援させていただいた事業者さん直営店ブログ)や通販をされているので,食べ納めをしたいところです。

ちょうど一年位前,事業者さんとお会いして,地域資源か農商工連携で申請できるかなという相談から始まりまして,2009年度第1号認定三重県の公表資料)をとられました。農商工連携では事業者さんそれぞれに工夫や強みがないと認定に至らないのですが,それを部外者の方にもわかりやすく伝えることがなかなか一筋縄ではいかないことが多いです。担当プロジェクトマネージャーや地域力連携拠点である三重県産業支援センターの応援コーディネーターさんを交え,事業者さん(中小企業,農林漁業者さん)が一堂に会してアピール点を見つけていきます。

あのりふぐの案件は,魚野にとっては初めてプロジェクトマネージャーとして支援した2件のうちの1件で,事業者さんと一緒にいろいろと頭を悩ませ,身体を動かした,思い入れの深い一件です。機構との契約は1年間ごとなので,来年度(4月から),どのような関わり方をするのかまだわかりませんが,それだけに,声を大にして。天然トラフグあのりふぐ,おいしいですよ。3月で今シーズンはおわりです。ぜひ食べてみてください!