20150403 研究会に出席

本日は診断士仲間の研究会,グローバル・ビジネス研究会(旧国際ビジネス研究会)に出席してきました。昨年度から今年度にかけてのテーマは海外でのサービス業展開の支援。関係者である専門家の方2名,診断士仲間3名の計5名でビジネスアイディアについて,活発な議論が2時間繰り広げられました。

本日の段階ではこれまでの数回の議論を踏まえて固まってきた簡単なビジネスモデルについて,活用できる経営資源をどう利用するかというアイディア出しが行われました。参加した5名の背景がそれぞれかなり違うことから,それぞれの経験を踏まえた鋭い指摘がいくつも出され,議論が急速に深まり,事業の実現の見通しに対する印象も,ずいぶん良くなりました。また,参加者からも,たいへんよい議論だったとの感想が多くありました。

次回は連休明けの5月8日の開催を予定しています。

「読書メモ」安心社会から信頼社会へ

今回とりあげるのは,安心社会から信頼社会へ―日本型システムの行方 (中公新書)。2010年12月の課題本としてアウトプット勉強会(読書会)で取り上げられ,魚野はファシリテーターをつとめてきました。

会では,個人で仕事をしている場合と,チームで仕事をしている場合とで,信頼社会へのシフトの受け止め方が違っていたのが印象的でした。また,ヘッドライト型,地図型,いずれの知性も必要なのではという意見,安心社会が本当にくずれるのか,この点,課題本の論旨には説得力に欠けるのではといった意見,同じ著者の近著まで読んで検討したという報告,信頼社会に動かす誘因はなんだろうという疑問,日本社会を論じたものか,日本人論だったのかという疑問,来る社会に備えてスキルを磨きたい,あるいは自分のできることをしたいという決意表明など,いろいろと話が出てきました。

以下,うおの個人の読書感想文です。

信頼社会にシフトしていくだろうという論旨には共感。ただし,論拠に説得力あることをもっと書き込むべきだったと思う。論旨展開に対する違和感は,研究費取り扱いの非効率(p.5)に対する説明ですでに感じた。真因は間違いを許さない行政の不必要なまでの緻密さ要求(不寛容)であって,不信ではないのでは(不信が真因なら,とるべき対策は厳格な検査)。ところどころ出てくる実験結果の考察も,相関関係と因果関係を混同しているとまではいわないが,逆と対偶の問題があるのではと思う(具体的な懸念箇所は失念しました)。

信頼社会にシフトしていく動因を書き込むべきだったと思う。うおのが考える要因は,国際化,IT化,少子高齢化,新興国(特に中国)の勃興で,日本が,企業,農林漁業者,政府,個人,など社会のあらゆる面で,意図的,非意図的を問わず,海外とのつながらざるを得ない,故に,海外(*)での標準である信頼社会に移行するのが,日本が生き残るにはベターな選択,というもの。

*中国は安心社会型だという著者の近著の主張がメンバーから紹介されたが,その通りと思う。個人個人の主張は激しいが,企業や同郷といった属する集団とその外部との接し方の違いは,中国が日本と同様,近代的自我ではなく,封建的自我を持っていることを示すと思う(近代的・封建的自我の表現は魚野の勝手な造語。自我の壁が属する集団にまで広がっているのをなんて言うんでしたっけ?)。

近年進められてきた情報公開と手続きの透明性確保は,こうした社会学での成果を取り入れていいたのかと得心。でも,なぜこの二つが社会的不確実性を(今までの集団内での談合よりも)減らすことができるのかということについて論拠が示されていないので,論旨に共感,でも消化不良。

 著者は最後のまとめで,暗黙のうちに,日本やアジアが集団主義という見解をとっているが,この点は個人的には疑問。歴史的には個人主義の時代もあったのではと思うし,武士の倫理は個人主義的では,という意見。十七条憲法の「和」の精神も,集団主義の主張ではなく,動乱期を乗り越えて単に平和国家に移行したかったのではと思う(調べてないので,根拠はありません)。

 読書会での進行は,少し誘導的だった面があったかなと,この自分の意見を書きつつ思いました。

うおの

矢場町近辺にて

午後から,久屋大通で開かれていた中国春節祭りに知人とでかけてきました。流石に雪はふらなかったとはいえ,今日は結構寒かったのですが,人出はすごかった。知立の山車文楽とからくりとか,雑技とか,催し物も面白かったです。

いろいろ収穫がありましたが,中国銀行の名古屋支店ができ,名古屋でも銀聯カードをつくることができるようになったとのこと。中国に旅行や出張の予定がある方は,口座をつくっておくと便利だと思いますよ。

他にはイーサネットケーブルを買ったり,アジアン雑貨店の閉店セールを覗いたり,粉ミルクの相場を調べてみたり。何をしていたかというと,街中を歩きながら,中国語の勉強を二時間ほどしてきたのです。

[日記]盂蘭盆

 世間はすっかり盂蘭盆休暇に突入中。が,しかし,小生は本日もフルタイムで案件関係の仕事や案件発掘の企画でフルタイム稼働。明日から月曜日にかけては集中して大学のほうの成績づけとその登録を行う予定。

 これだけ忙しく仕事をしているとあれこれ悩む暇もなくていいのですが,これでいいのかなという気もしないでもありません。自分のしたかったことは何か,するべきことは何か。電話やメールなどが少なくなると,そういう自分を振り返る気持ちに自然となるのでしょうね。特に,一人暮らしをしていたり,外国で生活していたりすると,そんな気持ちになりやすそうです。

 そんなとき,どうするか。目標づくりやその実現計画づくりを想像したり,紙に書いてみたり(パソコンを使うことが最近は多くなりましたが)。要は悩んでいることを頭の中から取り出して,他人みたいにながめてみることがよいでしょう。

 中期的な目標として,私には二つの課題があります。まわりからはもうあきらめたのかと最近よく言われますが,いやいや実は,二つとも,忙しい生活を送りつつも準備や努力は継続中です。一旦決めたことですから,多少回り道をしていたとしても,見方を変えると,より成果の大きいゴールにより楽に近づくことができるのだととることもできます。

 そういうわけで,私の鞄には,たいていその目標実現のための本や資料が入っていて,いつも重いのです。

[日記]覇王別姫

京劇観劇。知人の留学生と,覇王別姫を見に行ってきた。やはり,現場で見るのは迫力が違う。

以前,昆劇として野猪林をテレビ番組で見たことはあったが,個人的にはちょっとなじみのない水滸伝からとられた題材で、中国語もまだ初心者レベルだったこともあって,よくわからないという印象だった。

今回は違った。馴染みのある項羽と劉邦の物語。映画「覇王別姫」もどこかへの海外出張の際に見ている。中国語のレベルも中級の上くらいには上がった。一緒に見に行く人とちょっとした文化論議や評論をするという楽しみ(プレッシャー?)もあった。そのために,「京劇の世界」なる小冊子も買い込んで、予習をみっちりした。

そんなこんなで,午後は仕事を早めに切り上げ(るつもりだったのが,仕事をたのまれて,実際に同行者に会いにいけたのは約束の時間ぎりぎりだったが),愛知県芸術劇場へ。改装されてからこの大劇場へは初めて入る。港湾会館や市民会館,厚生年金会館,鶴舞公会堂など、結構あちこちの舞台に立ったことはあるが,大劇場へは観客として入ることすら初めてで,欧風のオペラ劇場の様な上階の張り出し席があるのにびっくりした。

さて,京劇である。3列目の席で、少し端の方ではあったが,舞台の振動が直接伝わってくる。同行者が用意していてくれたオペラグラスで俳優を観察すると,目の動きや服装の文様がくっきりはっきりと目に飛び込んできて,プロの仕事に感動の連続だった。

なにより,色遣いが見事だった。計算し尽くされて居るであろう配色がどんどんきりかわっていく。マスゲームとオペラを足して二で割った様な,飽きさせない舞台である。

残念ながら、名古屋の観客は自分も含めて京劇慣れしていない。おそらくは声をかけるところだろうな,拍手をするべきだろうなというところでも,最初の頃は観客は身じろぎもしなかった。

しかし,場が進むにつれ,どんどんと舞台と観客の一体感が進んできた。特に,観客席の後ろの方から,しばしば「好(はお!)」という京劇独特のかけ声がかかる。歌舞伎で俳優の屋号を叫ぶタイミングが難しい様に,これも常連の観客の見せ場なのだろう。

項羽の気は山を蓋うという歌のところで,この劇で唯一,琴が奏でられた。一番の山場だ。同行者がこっそり,項羽の有名な詩だと教えてくれる。楽曲で,詩歌で,日中が古代中国という文化を共有しているなと感じる。

そして終場。項羽の自刃で唐突に、劇は終わった。ちょっと、西洋的なおわりかたかな。もうひとつ気になった点。字幕が出ていたのだが,虞姫は奥さんという扱いだった。同行者と,じゃあなんと訳すべきかと,首をひねってみた。ぱっと思いつかない。徳川政権時代なら、部屋の名前で呼んだりするのだろうけれど、項羽は転戦つづきで,それもないだろう。

はてさて,まだまだ日中の掛橋となるのは難しい。でも、新たな発見にあふれた,楽しい道でもある。

[日記]勉強会2回

本日は勉強会,二つに参加。一つは食の安全研究会定例会。診断士仲間による,農業や食品産業のコンサルティングの研究会。なんと,本日会費の支払日だったとか。まったく気がつかず,身一つで参加したため,次回まで支払いを免除してもらうことにしました。いかんいかん。

もう一つは,農商工等連携の勉強会。こちらは最近連携拠点のコーディネータに就任された診断士さんに,いろいろと実務上の注意ポイントなどを情報提供。パンフレットなどを読むことも大事ですが,やはり法律や,それに基づいて出された基本方針だとか,省令だとか,いろいろと関連情報を収集,読みこなす力が大事だなと思います。有機化合物やコンピュータ,食品などモノを相手にしていた頃にはせいぜい食品表示だとか,規格,輸入枠などで関わってきたことではありますが,今更ながら,法律経済は実社会では重要なんだなぁと思います。

診断士としていろんな方や組織にアドバイスをする立場ですから,しっかり勉強しないとね。

[日誌]全員合格

教え子たちが先月受験した販売士三級に全員無事合格したとのこと。受け持った全員が受かったのは,これで2回目。うれしいものです。

これまで全員合格から全員受験せずまでいろいろありましたが,結局は指導する側ではなく,本人たちがいかにやる気をもって挑戦してくれるかにかかっています。こちらとしては興味をもってもらったり,自信をつけてもらったりすることを,数少ない授業時間を通じて働きかけるのみ。

[日誌]帰国

上海から帰国しました。今回は中国の法律の本を鞄いっぱい買い込んできました。中国語の勉強もかねて,読み進めています。

現地では街を歩き回ってばかりいて,靴底がずいぶんすり減ったような気がします。極力階段を使うようにしましたが,日頃の自転車のりまわしや階段通勤の成果を発揮でき,足が痛くなった以外はそれほど身体に故障はありませんでした。靴の方は明日,買い換えをしなくては。

写真もそこそこ撮りましたので,今後いくつか掲載しようと思っています。

上海万博海上予定地近くの橋から上海の街を見る
上海万博海上予定地近くの橋から上海の街を見る
上海万博海上予定地
上海万博海上予定地
上海黄浦江のほとり
上海黄浦江のほとり
電子体重計による体重測定屋さん 於上海
電子体重計による体重測定屋さん 於上海
200902 東方明珠電視塔
200902 東方明珠電視塔

[日記]身辺雑記

最近、ideapadに顔認識でログインできる機能に気づきました。でも、照明の加減などですんなりといくことは多くはないです。めがねをかけたりはずしたりでも別人と認識されるとのこと。画面に映った自分の顔をみながら顔を傾けてみたりするんですが、年齢を重ねたなぁとあらためて実感する今日この頃。

昨晩はイタリアはナポリの知人からのメールに返信を書き、論文書きに没頭していた知人からスカイプのメッセージの返信が来て少しチャット。イタリア語のほうはあまりに久しぶりに使うので、辞書を引き引き、近況報告を書いていました。チャットのほうは中国語だったり、日本語だったり。不思議なもので、三ヶ国語が一度に頭の中に浮かんでくるのではなく、ある瞬間は必ずどれかひとつの言語で考えたり、読んだりしています。モードが切り替わるような気分。

訴訟をしていた知人もようやくひと段落ついたようで、後始末の対応のアドバイスをメールで送りました。今年は高校時代の同級生がロースクールに入学するとのことで、こちらも負けずに日々精進しなければ。

[読書]お金は銀行に預けるな

発売からはずいぶん日がたってしまったが、勝間和代さんの著作、お金は銀行に預けるな 金融リテラシーの基本と実践 (光文社新書)を読んでみた。

多くの事柄が盛り込まれており、経済成長が鈍化する中で投資という考え方を多くの人に身に着けてもらいたいという著者の熱意が伝わってくるし、その使命感は金持ち父さんシリーズで有名なロバート・キヨサキ氏と共通していると感じる。

かなり多くの事柄を新書という制約の中で書き込んでいるので、ことに金融や投資の初心者は書かれていることすべてが理解できるというわけではないが、専門用語についてごく初歩的な理解や興味をもっている人ならば、次のステップに進む指針を得られるのではないだろうか。