M先生の訃報

夜、南京大学時代の同級生,M先生の訃報が入る。同室で一年近く暮らし,色々とお世話になった懐かしい人。水曜日の島原での告別式に出席することにした。若くして亡くなられ,大変驚くとともに,非常な悲しみを覚える。

M先生は鍼灸の先生で,南京大学で1年間中国語を学ばれた後,華南でさらに中国鍼灸を学ばれ,故郷の島原で開業医をされていた。地元の名士として親しまれ,同業者の団体の役員をされるなど人望も厚く,とても温和な方だった。

同室で暮らす中,その人柄から毎晩のように日本人のみならず,各国の同級生が部屋に集まってきて,語り合ったものだ。面倒見もよく,求められて同級生たちに鍼灸の治療をよくしていらっしゃった。私も,風邪を引いたりした時に,お世話になったものだ。お酒に強いといいながら,白酒を飲んで翌日血を吐いたなどといって笑っていらっしゃったりもした。

今はともかくも,冥福とご家族への慰めがあるよう祈るのみ。