なんのこっちゃ

朝日新聞の報道によれば,民主党の代表戦について鳩山候補と立候補を断念した中野氏は,妙な政策合意を結んだらしい。いわく,(1)憲法、外交、安全保障 政策について党内統一を図り、尊厳ある国家の形成をめざす(2)議論は自由闊達(かったつ)に、ただし、決めたことはみんなで守る、などだそうである。こ んなあいまいな政策合意でよく共闘できるものだと感心する。

まぁ文句を言っていてもしょうがないので,私なりの公約を考えてみた。最優先課題は経済,特に株価と不良債権だろう。証券税制の簡素化と,公的資金導入+経営幹部の責任追求,ペイオフの予定通り実施を目指す。

やや中期課題になるが,その次が行政改革。官僚,ことにキャリア官僚の流動化による政策立案・実施過程の透明化をはかる.そのために民間シンクタンクを育 成.と同時に予算配分の大幅見直し.当面(2年程度)総枠の金額は現行のままとし,その間に公共事業+官営事業/官営団体の大幅見直し.

とまぁ心ある人ならこれくらいの具体性(それでもいいかげんなものだけど,上述の合意よりはよほど抽象的でないと思うぞ)を持つ政策目標に落ち着くのでは ないか.だが一番難しいのは,これをどうやって実現するか。特に後者は国民の支援があってこそ霞ヶ関に切り込めるのだけれど,どうだろう。前者は TOPIXが500ポイントくらいになれば楽勝?