言葉は人をつくる

自分の前回のエントリーの表題を見て,いつまでもこの表題が最新のままではいかんなと思いつつ,このエントリを記入している。自分が発した言葉は,そのまま自分に帰ってくるのだ。

仕事柄,いろんな会合に出席する。昨日もその一つに出席し,出席者の一人が感情的にムキになっていくプロセスを目の当たりにした。一旦とびだした感情的な言葉は,我慢していた感情を吹き出させるきっかけになる。

感情的な視点,上下関係でしか人間関係をとらえない視点,この二点は自分としてはできるだけ避けたいと思っている。そういう話をすると,ときどき,我慢することはかえってよくないのではと聞かれることがある。

もちろんその通り。自分の感情を吐き出すことを我慢するのは,よいことではない。しつけだとか,鍛錬だとかいったいいわけで他人に感情を出させないことや行動をさせないことを強制するのをよく見かけるが,かえって爆発のエネルギーを試させているだけだと思う。

ではやたらめったら吐き出すことがいいのか。それもはた迷惑な話で,さいげんもなく愚痴や悪口を聞かされると,いいかげんうんざりしてくる。

そもそも,そんな汚れた感情を持たないようになれればいいのだ。汚れた感情が吹き出しているところを避けて,前向きな視点,人として後ろめたさのない気持ちを持つよう心がけていれば,だんだん汚れた感情は出て来なくなる。

というわけで,人が自分を変えようと思ったら,自分の口癖は何かといったところから気にしてみると,案外簡単に自分を変えられたりすると思う今日この頃。