ストレート

相手の行動には何か意味があるととるのが人,特に日本社会の特徴だと思うが,ときおり例外もある。体調が悪い時は行動の意味もあまり考えていられないだろうし,恋人や家族,友人なら気遣い無く本音を自然に出しがちだろう。

もっとも,発信者側にあっては意識的,あるいは無意識的に,その意味の含め方にも強弱出てくるだろうし,受信者側にあっては視覚や聴覚,触覚,嗅覚の刺激から相手の気持ちを探るのに,文化背景や知っていることの違いから,誤解もするだろう。

在日日本人を名乗る自分の場合,行動に意味を含めて,相手が読み取ってくれるだろうという形で何かを伝えようということは少ないと思う。外国と関わる仕事が多かったりするなど言語習慣の異なる人たちとの付き合いが多いこともあり,伝えたい時はストレートに,できれば理解しやすいように論理的に伝える*。伝えたいことがない時は特に何も言わない。仕事上で中小企業の社長や金融機関の人たちとこみいった話をする時もそうだし,知人,友人たちとの間もそんな感じだ。

* 分かりやすく話す方法としてたとえ話を使う人も多いが,私は不得手なのを自覚しているので,トレーニング中。

ただ例外もある。できるだけ口にしないようにしているのは,自分が変われば対応できることについて他人や環境のせいにするようなこと,あきらめをさそう言葉,相手をこうだあぁだと決めつける非難,口汚いののしり,皮肉。神ならぬ身では,100%いつもそうだとは言い切れないですけどね。