[日記]大暴落1929

先日読書会という名の勉強会に出席,ファシリテータを担当してきた。課題本はガルブレイズの大暴落1929。あいもかわらず参加者が多彩であったが,担当グループでは経済に興味を持って自ら投資を行ったりする人と,日頃は興味がなかったが課題本にとりあげられたのを機会に挑戦してみたというニ派にわかれた。

本書の内容そのものは第二次大戦直前の大恐慌の進行を振り返るもので、今まさに進行している金融危機に端を発した景気悪化に似た内容の記述を随処で見かける。国内政治が機能不全に陥るなか,折しも国際機関が世界経済が日本の失われた10年と同様の状態に陥る可能性があるとの警告を発した。

悪化が懸念される中,本書から教訓を引き出せる人も多いだろう。