[日記]夜型の習慣を元に戻すには

自分もそうだったのだが,学生のうちはついつい夜型になってしまいがちである。その理由はいろいろあるだろうが,一つには,しなければならないことのプレッシャーから無意識に逃げたいと思っていること,そしてもうひとつは,実際,夜中の静かな時間こそ学生にとって効率が良い作業時間だということだろう。

社会人や家庭をもつ立場になると,そうもいっていられなくなる。見積もった時間通りに作業が終わることはそもそもめったにないし,時間は遅れだけが蓄積される[1. 要素作業を早めに完了したとしても,次の作業が遅れれば結局全体としては遅れてしまう。]。

ではどうしたらいいだろうか。ポイントとなるのは,単に朝早く起きようという努力論,精神論にしてしまうのではなく,昼間の運動量を増やすという具体的な行動が重要だということだ。

自分の場合,自転車を使って運動量を増やすことが非常に効果があった。自転車で出掛けるという日数を増やしただけで,朝は目覚まし無く起きられるようになり,食事も進むようになった。髀肉の嘆という言葉があるが,二ヶ月足らずの取組で太ももの筋肉量が目に見えて増えてきた自分にとっては髀肉の悦といったところか。

自転車での行動は勝間和代氏も勧めているが,無論,誰でも自転車に乗る方法が運動不足解消の至高の手段というわけではない[2. 自分の場合は中学生時代に二年間自転車通学をしており,自転車のメンテナンスには困らないという自信があったことや,行動範囲を自分の自由にでき るという楽しさと,東京勤務時代に買い求めたMTBを整備する楽しさが,今回の取組を後押ししてくれた。栄や名古屋駅などの繁華街に出る場合,時間的には バスや地下鉄を使う場合と自転車で出掛ける場合とで,ほとんど差が無いという点も,新鮮な発見であった。]。あなたにとって,泳ぐことが楽しいということであれば,公営プールに通えば良いだろうし,走ることが得意だということであれば,走れば良い。

冬休み,早起きが出来なくなったという学生諸君,ぜひ体を動かしてみよう。