きれいに制御されている

Rover MEMSからのデータの読み出し,ちょこちょこと作り込みの甘い部分はあるものの,データは収集できるようになったので,今日の遠出の往復の際のデータを記録し,手作業で視覚化してみた。

これは豊田から名古屋へ移動した際のデータの抜粋。

灰色の幅ひろいデータは酸素濃度センサ値。数値で見たときはかなりばらついているんじゃないかと思ったが,グラフ化してみたらきれいに一定幅に収まっている。青はエンジン回転数,橙色は蓄電池電圧。一箇所,異常値(20V)がある。定電圧装置が故障しかかっているのかなと思ったが,その瞬間のエンジン回転数は863rpmなので,発電電圧がそれほど上がっているとも思えない。コイルタイムなるものも記録をとったが,みると,蓄電池電圧の上下に反比例して変動している。MEMSの解説文書によれば,インジェクタ方式の制御ではエンジン回転数とバッテリ電圧に応じて点火装置の通電時間を制御しているとのことなので,このことなのだろう。但し,その文書では3.0から3.5ミリ秒の範囲で制御しているとのことであったが,手元のデータでは4.58から6.17ミリ秒となっている。謎。

ちなみにエンジンルームでのコネクタと電線はこんな処理。

車内側は基盤むき出しです。

ひっかけて短絡しないようエポキシ樹脂で適当にかばってあります。