Mac用のOneDrive for Business

去年の1月に出ていたMac用のOneDrive for Business アプリのパブリックプレビュー版,バグだらけで使いものにならかったのだが,いつの間にかOneDrive.appに統合されていた。

くだんのパブリックプレビュー版,2015年の1月に出されていた。当時,ZDNet JapanがMac用OneDriveパブリックプレビュー版リリースの記事が出ている。

Office365を導入していたのと,容量がOneDriveに比べて大きく,自炊した書籍などの他,これまでの仕事関係のファイルなどを入れられる容量だったので,早速導入した。

ところが,である。パブリックプレビュー版といいながら,コンピュータのリソース占有量がべらぼうに大きく,ちょっとしたファイル名やパス(ディスク上のファイル位置を示す情報)がMSの想定範囲外だったというだけでアプリケーションが以上終了し,全く使い物にならなかった。パブリックプレビュー版はおろか,ベータ版にもとどかない,アルファ版の品質レベルだったのだ。

その後,何の改善ニュースも聞かないまま,アップデートを期待しつつ,今日までアプリを立ち上げてはいつの間にか異常終了という儀式をときどき行ってきたのだが,本日,Mac用アップストアで,サードパーティのアプリを発見。一瞬,誰もが困っていて,結局第三者が問題解決に乗り出したんだと喜んだが,レビューも少ないし,ネット上での評価もほとんどみかけない。

そこで検索をあらためてしてみると,いつの間にか,OneDrive.Appに統合されていたのだとか。但し,これまたベータ版扱いの様子。というのは,ターミナルで設定してやらないと,その肝心の統合された機能が表に出てこないようになっている。

ま,何にしても,多少は異常終了しにくくなったのではないかとちょっと期待しつつ,公式サイトでの説明通りに OS X 用の OneDrive.App で OneDrive for Business アカウントを有効にする方法を設定してみた。OneDriveのアイコンがメニューバーに2つ出てきて,一応,同期が始まったようである。さてどうなることやら。

自分のための覚書 @nifty WiMAX 2+とWX01の組み合わせによる速度制限とその対応

WiMAXのサービスをWiMAXに切り替えたが,最近,非常に速度が落ちるようになった。どうも,WiMAX 2+の通信量制限にひっかかるらしく,ひどい時は度々無線LANでの接続が切れるほか,継っても数kbpsというカップラー時代の速度しか出ないことがある。

ネットで調べると,WiMAX/MiMAX2+の切り替え機能がWX01にはそなわっていないとみられるとのことで,それまで通信量無制限で使っていた人からは,大幅な品質低下ということになる。

パソコン通信時代は文字情報中心だったので,数kbpsでもさほど問題を感じなかった(遅くて通信に時間がかかることには困った)が,さすがにこれだけ接続機器が増え,クラウドサービスも使うとなると,放っておくわけにも行けない。たまたまダウンロードしてあった詳細マニュアルをつらつら眺めてみると,省エネモードであれば,WiMAX 2+の通信に制限がかかるとある。というわけで,省エネモードに切り替えて様子見することにした。接続している各機器の通信速度は未だ数k〜数10kbps(ひょっとしたらBps?)だが,ネットブラウジングに支障ない速度になったのでよしとしよう。

Microsoft のアプリ・サービスの使い勝手に困ったこと二件

ここのところマイクロソフト社のアプリ・サービスで使い勝手が悪くて時間を取られてしまったことが二件続いているので,自分のための覚書として記しておく。ひとつめの問題は,出先で使っていた共用パソコンでうっかり Office 365 のサービスにサインインしてしまい,サインアウトの方法がわからなくてその共用パソコンから離れられなくなったこと,そしてもうひとつは,Mac 用の One Drive for Business アプリが初回の同期が終わらずにアプリが落ちまくるというものである。

問題の背景:当事務所の情報処理環境

当事業所は事務用品・環境にアップル製品を多用しているのだが,公文書に官公庁とのやりとりも多く,止むを得ず MS Office や Windows などを使用してきた。事務所となるアップルのモバイルパソコン 11’ Mac Book Air 2015 (香港で買い求めたもの),デスクトップがわりに使っている 13’ Mac Book Air 2013 (外部ディスプレイを二つ接続し,蓋を閉じた状態で使用)の両方に,Mac OS X と Mac 用の MS Office が入っており,そこに仮想ソフト VMWare Fusion をいれて,それぞれ Windows 7 と Windows 8 ,さらに Windows 用の MS Office が入っている。

進行中のプロジェクトの業務用ファイルはオンラインストレージサービスを利用している。最近はファイルをオンラインに置いておくクラウドサービスが普及してきており,当事務所も多様な環境でファイルを参照したり編集したりすることから,これまで Dropbox, Evernote, SugarSync, iCloud など様々なサービスを利用してみたが,Office ソフトで編集できるという点が決め手となり,現在は Microsoft 社の One Drive for Business というサービスを利用している。これは,Office 365 の一部という位置付けのサービスである(契約類型によっては使えない場合もある)。Office 365は,一見オフィスソフトのサブスクリプションサービスのような体裁だが,要はクラウド・グループウェア・オフィスアプリというちょっとわかりにくいが,最新のオフィスソフトが複数台のパソコン・スマホ・タブレットなどで使えるという贅沢なサービスだ。また,One Drive にファイルが存在していると,オンラインサービスの Excel や Word で簡単に編集・印刷ができる。

発生した問題

その1 Office 365 のサインアウト問題

講義のため大学には週に一回出勤するが,そこではBYOD不採用,すなわち個人のパソコンなどは大学のネットワークには接続できず,そのかわり共用パソコンが使え,Officeも使えるようになっている。自宅で作業していた講義用資料の校正・印刷を行おうとすると,今まではUSBファイルで持ち運んだり,自分宛のメールに添付してそのファイルをダウンロードしたりする必要があったが,今回,何の気なしにブラウザでオンライン編集をしようとした。しかし,個人情報が含まれているため,こうしたファイルにはパスワードをかけてある。オンライン版 Excel や Word はパスワードがかかっているファイルは編集できず,パソコンにインストールされているアプリ版の Word や Excel で編集しろと促されたので,指示通りにした。このとき,Office 365 にサインインしてしまう。

ひととおり,編集・印刷がおわり,はて,このままログアウトすればサインアウトも自動でされるのかと,ふと不安になり,実験してみると,サインアウトされない。つまり,共用パソコンなのに個人名や個人ファイルが見えている状態になっているわけだ。Excel や Word をたちあげると,ファイルを開けるためのウインドウが開き,そこにはサインインした魚野のアカウントや直前まで編集していたファイルが見えている。ところがそのウインドウにはサインアウトするボタンもメニューもない。ウインドウを閉じるとアプリも閉じてしまうため,たちあげると,またアカウント・ファイルが見える。処置無しである。

その2 OneDrive for Business の初期設定が終わらない問題

OS X 用は β版ということでやむを得ない面はあるかもしれないが,OneDrive for Business アプリが異常に不安定である。大量のファイルを含んだフォルダー(ディレクトリ)を同期させようとすると,エラーを大量に吐き,しまいにアプリが落ちてしまう。ビジネス向けサービスとして喧伝されているわりには,堅牢性に欠ける。エラーを吐くのはやむを得ないとしても,それでアプリが落ちてしまうのはいただけない。セキュリティ上の重大なリスクともなりうる。

問題の所在とその解決方法

その1 Office 365 のサインアウト問題

わかってしまえばなんてことはないだが,Office ソフトでのサインアウトは,アプリがファイルを編集しているメインウインドウのアカウントアイコンからおこなう。先ほどのファイルをあけるためのウインドウを閉じるのではなく,隠す(右上の棒状のメニューでウインドウをたたむ)ことをすれば,メインウインドウがあらわれるので,そこで操作すれば良い。

根本的問題は,最初に表示される画面にサインアウトのメニューなどがないことだ。それを見つけるにはファイルを開けるためのウインドウを隠すという操作をしなければならないが,そういったことを思いつくためのとっかかり,ヒントがないため,おそらく一般ユーザーはほとんどたどりつけないだろう。

なぜ Microsoft はこんなヘンテコなインターフェースを考えつくのだろうか。

その2 OneDrive for Business の初期設定が終わらない問題

エラーの原因のひとつは,ファイル名の命名規則がWindows のファイル・ディレクトリ命名規則を前提にしていることだった。例えば全角のコロンが含まれているだけでエラーを発するようだ。Macやスマホなども含んだ多様な環境での使用を前提にしているにもかかわらず,である。また,一部の不可視ファイル(ドットで始まるファイルは,OS X のような Unix ベースの OS では通常は見えにくいようにしてある)でかっこが使われていたりするのもエラー原因となるようだ。これは根本原因を思いつかない。

ともかく,エラーの出ないファイル・フォルダのみ同期させ,そのあと,すこしづつ追加してみて,エラーが出たら原因を推測して試行錯誤してみる,エラーが消えれば追加続行,という地道な作業を続けるしかなさそうである。

結語

Office 365 は契約類型によってはオンライン会議システムやファイル同時編集,ひとりあたり1TBものオンラインストレージ,きめ細かなアクセス制御など,便利な機能が豊富で,最新の MS Office が複数台のパソコン・スマホ・タブレットで使え,なおかつひとりあたり月額千円強と,かなりコストパフォーマンスのよい中小企業向け,士業向けのサービスだが,まだまだ使い勝手が洗練されていない。スマホかスマートウオッチが鍵となり,席に着くと簡単に情報にアクセスでき,席を離れるとアクセスできなくなるというような仕組みが,目で見えるかたちで提供されないと,不安全・不安となる。MSのみならず,アップルやグーグル,フェイスブックが今後どのような解決方法を提案してくるか,興味深い。

仕事のメインマシンとして使うMacBook Air その2

前回同じテーマの記事を投稿してから約二年経過したが,いまだにMacBook Airをメインマシンとして使うというキーワードでこのサイトにたどり着く人達がいる。そこで,現況やその後の環境変化への対応内容を記述しておく。

魚野はいわゆるノマドワーカー,つまり,自宅だけでなく,出先のカフェや図書館,学校などを仕事場としている自由業の社会人である。中小企業診断士6次産業化プランナーという資格,あるいは大学の非常勤講師という肩書きで,主に製造業・農林水産業者さんの支援や,学生の啓発という仕事を行なっている。

業務上,事業者さんとの打ち合わせをもとに調べもの,物書き,役所や他の事業者さんとの調整をすることが多いが,こうした業務は,インターネット接続環境の他,オフィス系のソフトを利用できることがどうしても必要だ。

現状,業務のために構築してあるIT環境は以下のとおり:

  • メインマシン…MacBook Air (11-inchi Mid 2011/4GB/128GB) + Mac OS X 10.8.3
  • クラウド…
    • SugarSync…デスクトップフォルダを設定することで進行中のプロジェクトのフォルダを保管。パソコンを持っていなくても,iPhoneさえあれば仕事のファイルを見ることが出来る。無料で使える容量がDropboxよりも多いので,現在はこちら。
    • DropBox…ホーム内のDropBoxフォルダを共有することで個人的なデータを保管。1Password, TextExpander などソフトによってはDropbox経由でデータを一元管理してくれる。
    • Google Drive…スキャナで取り込んだ書籍など参考資料を保管。自動でpdfファイルなどの文字認識をし,検索可能にしてくれる。MBA内蔵SSDではディスク容量が足りないので,外部HDDに保管し,外出時は持ち歩く。自宅Windows環境では大容量HDDがつながっているので,HDD内に。
    • Evernote…新聞記事,名刺を保管。こちらも自動でpdfファイルなどで文字認識をして検索可能にしてくれる。名刺はいちいち住所や名前,所属を入力しなくても,ほぼ100%検索できる。
    • GMail…いくつかあるメールアカウントは自動転送でgmailに集中。また,カレンダーもGoogleカレンダーにて一括管理。
    • RSSリーダー…Feedly(Google Readerがサービスを停止するとのことなので,暫定的に移行)。
    • xmarks…業務上必要なサイトのアドレスは,ブラウザの種類やOSの違いを乗り越えられるxmarksにて管理。
    • 1Password…パスワード関係。dropboxで一元管理。
  • Windows環境…
    • MBA内…VMware Fusion(Windows7), CrossOver
    • 自宅…HP製の中古機 (Windows 7)
  • 業務用ソフト…
    • Keynote…発表用資料はPowerPointを使わずもっぱらKeynoteで作成,使用する
    • Microsoft Office (Mac OS X用,Windows用)
    • LibreOffice
  • インターネット回線
    • 自宅…WiMAX(固定電話をそろそろ廃止したいので)
    • 外出時…テザリング
  • 電子書籍リーダー
    • Kindle…Kindle PWの他,iPhone, MBAにもKindleソフトを入れてある。いわゆる電子書籍のほか,参加する研究会のテキスト自炊本などを放り込んである。
  • 主催する研究会などの活動をささえる環境
    • 基本はFacebook
    • 一部,ChatWorks, サイボウズLive

前回から異なる点といえば,インターネット回線の種類が若干変更されたことと,電子書籍リーダーが増えたこと。

MBAをメインマシンとして使う要諦は,クラウドを使うことと,資料的データ・プロジェクトデータを分けて保管管理すること,そして大口のUSBハブ。魚野の場合,書籍自炊資料や大量に保管してある音源(語学関連のラジオ講座や哲学・経営学・食関係の放送大学の講義),写真はモバイルハードディスクに入れてあり,自宅ではUSBケーブルを1本MBAにつなぐことで,外部ディスプレイ,キーボード,マウス,くだんのモバイルハードディスク,バックアップ用ディスク,ドキュメントスキャナ,プリンタなどが一発でつながる。

サイト構成ファイル更新の覚書

WordPressのアップグレードに伴って変更されてしまったところを放ってあったのだが,一部の環境・表示設定を元に戻した。

以下,本日の作業で行ったこと:

  • footer.phpのdiv id=”site-generator”のところにautocopyrightのコードを追加。
  • こちらの外部サイトを参考に,トップページのサイドバーを表示するようにした。
  • header.phpの</head>の直前にGoogle Analyticsのコードを再度挿入。
  • header.phpの</head>の直前に<link rel=”author” href=”https://plus.google.com/109361309944069123112/” />を挿入。
  • トップページの最新投稿一覧が消えてしまったのはまだ未対応。

現時点の環境はCMS: WordPress 3.4.2 テンプレート:twenty eleven

あとはWordPressの公式サイト内の情報を参考に,トップページに最新投稿表示を復活させることが残った。

魚野スタイル

愛知県6次産業化プランナーの魚野です。師走も12日となり,ここ2,3日は早くもよいお年をなぞと挨拶しはじめました。今までとは少し違うスタイルで,事務所ブログを更新しています。

総合化事業(6次産業化)法認定支援

6 次産業化プランナーの主な業務は総合化事業の法認定(いわゆる6次産業化の認定)と,その実施の支援の仕事です。2011年の東海農政局管内では年3回の 審査の機会がありますが,プランナーの業務が動き出したのは夏以降でした。今は担当事業者さんの数がどんどん増えており,すでに認定を取られた6事業者さ ん,本格的に法認定を目指す事業者さん数社を担当しています。

認定をめざす事業者さんとの関わり

認定を目指す事業者さん とは,特に申請書の締め切り前の1ヶ月くらいは週に1回以上おじゃまし,経営計画づくりのサポートをするわけですが,この時活躍するのがプロジェクター。 目の前で申請書や経営計画の数値を変えてみたりでき,話が早いだけでなく,その場で出た疑問をネット上で過程をお見せしながら調べるので,以降,事業者さ んがその検索方法や情報元がどこかといったことを活用できるというメリットがあります。画面を見ながら打ち合わせをするので,脱線しにくいという特長も。

認定を取られた事業者さんへの対応

月 に1度くらいの訪問を目標に活動していますが,それくらいでは事業推進をサポートするのに不安を感じることもありますので,魚野の場合は事業者さんに facebookの活用をお勧めし,日常の活動の把握や,困りごとの迅速な相談にのるなどの工夫をしています。今後,どんどん担当事業者さんの数が増えて いく一方で,手当ても自分自身の時間も(そしてもちろん事業者さんの時間も)限りがありますから,こんな方法を使っています。

魚野スタイル

愛知県6次産業化プランナーの魚野です。師走も12日となり,ここ2,3日は早くもよいお年をなぞと挨拶しはじめました。今までとは少し違うスタイルで,事務所ブログを更新しています。

総合化事業(6次産業化)法認定支援

6次産業化プランナーの主な業務は総合化事業の法認定(いわゆる6次産業化の認定)と,その実施の支援の仕事です。2011年の東海農政局管内では年3回の審査の機会がありますが,プランナーの業務が動き出したのは夏以降でした。今は担当事業者さんの数がどんどん増えており,すでに認定を取られた6事業者さん,本格的に法認定を目指す事業者さん数社を担当しています。

認定をめざす事業者さんとの関わり

認定を目指す事業者さんとは,特に申請書の締め切り前の1ヶ月くらいは週に1回以上おじゃまし,経営計画づくりのサポートをするわけですが,この時活躍するのがプロジェクター。目の前で申請書や経営計画の数値を変えてみたりでき,話が早いだけでなく,その場で出た疑問をネット上で過程をお見せしながら調べるので,以降,事業者さんがその検索方法や情報元がどこかといったことを活用できるというメリットがあります。画面を見ながら打ち合わせをするので,脱線しにくいという特長も。

認定を取られた事業者さんへの対応

月に1度くらいの訪問を目標に活動していますが,それくらいでは事業推進をサポートするのに不安を感じることもありますので,魚野の場合は事業者さんにfacebookの活用をお勧めし,日常の活動の把握や,困りごとの迅速な相談にのるなどの工夫をしています。今後,どんどん担当事業者さんの数が増えていく一方で,手当ても自分自身の時間も(そしてもちろん事業者さんの時間も)限りがありますから,こんな方法を使っています。

 

ControlPlaneの概要(自分用の覚書)

ControlPlaneの概要

状況に応じてOSXの設定を切り替えるユーティリティ。例えば,有線マウスは自宅でしか,USBドングルのブロードバンドモデムは外出先でしか使わないとすれば,有線マウスを検出できたなら自宅にいるという可能性が高いと判断し,自宅用の設定に,モデムを検出したら,外出先にいると判断し,外出先の設定切り替えることができる。モデムや有線マウスは,位置(context)推定のための証拠(evidence)として使われる。

ControlPlaneの設定

初期設定(Preferences),規則(rules),アクション(actions)の3箇所の設定がある。

Preferences:

Switch Smoothing … ControlPlaneで使われる「証拠」(evidence)は,故障した場合や,WiFiなどそもそも接続の信頼性が低いデバイスなどであった場合,不適切なデータを返してくる場合がある。こうした場合,ControlPlaneは一旦,位置 (context) をこの誤った情報に合わせた設定に切り替え,また正しい設定に切り替わることになる。Swtich smoothingを有効にしておくと,2つ以上の検出ルールが合致するまで,切り替えを行わないようにすることができる。

Default Context … 位置推定のための証拠(evidence)が十分に検出できない場合に設定される位置(context)。

規則(rules)

「規則」(rules) は,「証拠」(evidence)から如何に位置を検出するかを決めるルールのこと。異なった証拠には異なった規則が適用される。複数の規則を使って得られた複数の結果は,数学的な演算を使って統合され,最終的な結論が引き出される。証拠 が異なれば,証拠の要素(sources)の型も異なる。それぞれの型は,別々の規則で評価される。例えば,WiFiという証拠にはSSIDやMACという異なった型の要素がある。それぞれの規則には,以下の属性がある:

  • 型…適用される証拠の型を特定する
  • パラメータ…適合するか否かの判断材料
  • 位置(context)…適合した場合に推定される位置
  • 信頼度(confidence)…0から100%
  • 説明(なくてもよい)…覚え書き用

規則の例を以下に示す:

<type=Bluetooth, parameter=00-00-6C-33-7A-2F, context=Home, confidence=80%>

アクション<actions>

アクションとは,ControlPlaneが位置を変更する場合に呼び出される活動である。それぞれのアクションには,以下の属性がある:

  •  型 (type)
  • パラメータ
  • 位置 (context)
  • 呼び出しのタイミング (When) … 到着 (Arrival)の時,あるいは出発 (Departure) の時
  • 遅れ … 位置の変更と,アクション起動をずらす場合の遅れ時間
  • 有効 … 有効/無効の切り替え
  • 説明 … 覚え書き用

有効化のタイミングは,到着時,つまりその位置に切り替える時に呼び出されるが通例。出発時とは,その位置から別の位置に切り替えるときに呼び出される。

参考URL :

仕事のメインマシンとして使うMacBookAir

発売開始以来すっかりアップル社の主力商品となり,あおりをくった安価なネットブックがほとんど市場から消えかかっている状態をつくりだした,脅威の薄型ノートパソコン,MacBook Air。SSD容量が小さい,仕様上はそれほど贅沢な部品を使っていない,などといった理由で,仕事のメインマシンで使うには躊躇している人たちも多いだろうが,ちょっとした工夫で,普段はデスクトップマシンとして,外出時はそのまま気軽に持ち歩ける外出時のオフィスとして十分実用的だ。まもなく新型が出るという噂が出ており,それを前に,現在の魚野の使い方をまとめておく。

アップル社が初代MacBook Airを発売したとき,確かに姿形は驚きをもって迎えられたが,性能処理の割に価格が高く,一部のマニア層にウケただけであったが,現在発売されているMacBook Airは,オフィス用途(文書作成や表計算,メール,インターネットサイトの利用,IP電話など)ででは全く問題ない性能を持っているのみならず,価格が約9万円から15万円と国産ブランド品に比べても相当価格競争力がつき,一気に定番商品へと躍り出た。

また,キーボードに余裕があり,ある程度の時間であればキーボードでの文章打ち込みに支障が無い(ただし,ややストロークが浅いので,自分の場合は使い続けると腱鞘炎になりそうになるが)し,モバイル用途では長らくPanasonicのLet’s NoteやLenovo(旧IBM)の ThinkPad が定番だったと思うが,MBAは表面にほとんど凸凹がなくて薄いゆえに,気軽に鞄に放り込んでいける点でこうしたライバルにはない利便性がある。価格がこうした競合機に比べてほぼ半額というのも普及した要因の一つだろう。

しかに何よりもMBAをメインマシンとして使う理由は,SSDがゆえの操作の快適性だ。メモリがたった2GBしかないので,頻繁にメモリスワップ(一時的に,使わないデータやプログラムをハードディスクに追いだしてしまい,使うデータやプログラムをメモリに読み込む置き換え作業)が発生しているはずだが,通常の状態ではまず不愉快なひっかかりにはお目にかからない。もちろん,通常のデスクトップマシンや他のノートブックパソコンでもSSDを内蔵させてOSや作業領域をそこに割り当てれば同様の体感は得られるだろうが,MBAにはそれに加えていつでも持ち出せるという利便性がある。

MacBook Airには画面が11インチサイズのものと13インチのものがあるが,新幹線,航空機のみならず,在来線の特急などで使うには,11インチがいい。ただ,13インチ機にはSDカードスロットがあり,SSDも256GBまでのものが選べたり,最大7時間の稼働時間(11インチは5時間;ただしいずれも無線LANを使った状態で)と,形が大きいだけの余裕を生かした設計になっている。魚野の場合は持ち運び性を重視し,11インチ,ただし,SSDは128GB,RAMは2GBにしてある。

さて肝心のメインマシンとしての使い方だが,外付けの大容量(500GBと1TB)ハードディスクを2台用意し,容量の小さいほうは仕事のファイルすべてを放りこみ,1台はTimeMachine用(アップルの自動バックアップシステム)としている。MBA本体の方は,現在進行中(あるいは今年度利用中)のファイルを収めたフォルダのみおいてある。容量をくいがちな写真データ(iPhotoライブラリ),楽曲・Podcastデータ(iTunesフォルダ)は,外付け側に収め,親ディレクトリのエイリアスを,MBA本体のほうにおいてある。こうすることで,自宅にいる時だけiPhone(やデジカメ;但し,魚野の場合は基本的にiPhone4のデジカメしか使わなくなってしまった)をMBAに接続し,同期させるようにすれば,データの一元化(ポケット一つの原則)に合わせたファイル管理ができる。iTunesやiPhotoの設定で,自動同期が始まらないようにしておく。

Windows機とのデータの一元化の工夫もある。基本的に(先般問題を起こした*1)dropboxの有料サービスを使い,MBA外付けハードディスクに置いたデータとWindowsの自分のアカウントのファイルは同期させてある(ただし,写真・楽曲は同期していない)。また,メールやネット閲覧に使うソフトはThunderbirdやFirefox(あるいは好みによってChrome)などWindows,OSX双方で使えるソフトを利用し,プロフィールやデータそのものの共有がはかれるようにしている。同時に,1Passwordというユーティリティを使い,各種のパスワードがOSX, Windows, iPhoneといったどの環境を使っても,変更が反映される環境にしてある。

*1 先日dropboxは,クラウドサービスで懸念されていた事態を見事に発生させてしまった。短時間だが,パスワードなしでログイン出来る状態になってしまっていたというのだ。魚野としては大手サービスとして信頼していたので残念な限りだが,実害はなく,当面,idを想像しづらいものにする,パスワードを難易度の高いものに変えるという対策で様子を観ている。

また,デスクで使うときは外部ディスプレイと,USBキーボードなどをつないだUBSハブ,電源の3セットをつなぎ,蓋を閉じた状態(リッドクローズドモード)で利用している。これにより,11インチという画面の大きさの制限をとりはらい,広い作業空間では広い作業画面を使うことにしている。

では持ち歩いているとき,外付けのハードディスクにあるデータはどうするのか。dropbox経由でiPhone(あるいはiPad)から閲覧できるし,場合によってはこうしたモバイル機器から編集も可能だ。出先にネット環境とPCがあれば,dropboxのサイトにアクセスし,ファイルをダウンロードして作業したのち,アップロードしておけば,自動的に自宅のデータに反映される。dropboxの有料サービスは,ファイル変更の履歴も取れるので,万一の場合でも,過去のファイルを呼び戻すことができる。これは,Time machine機能でのバックアップに加え,MBA,Windows機という置き場所の分散という三重のリスク回避策になる(ただし,同期には,操作の失敗も同期されるという危険があることもお忘れなく)。もちろん,WiMaxなど外出先でブロードバンド環境が確保出来れば,MBAでdropboxサイトにアクセスしたりする。

このままでも十分実用的な現行MBAだが,前述のように,MacBook Airは,おそらく今月中にも新型機が登場するといわれている(部品供給業者インテルの都合で,現行MBAに使われている部品が次世代に置き換わるため)。と同時に,Mac OS Xの新バージョン Lionが今月にも登場する(おそらく,MBA発売と同時だろう)。IT機器分野ではイノベーター行動をとっている魚野は,現行MBAを売却し,次世代機に交代させる予定だ。日本ではなんとかと畳は新しいほうがいいと,かつてはいっていたが,技術革新の速度が速いIT分野で,なおかつこれだけ完成度の高いアップル社の商品が次々と上市されている状況では,こうした対応もまんざら悪くないのではないか。

 

NTTのSoftbankへの殴りこみ

NTTグループのひとつで固定電話の長距離部門を担当するNTTコミュニケーションズが,スマートフォン用のIP電話サービス「050plus」を発表した。現在はiPhone用のみだが,料金が安価で,iPhoneを日本で展開するSoftbankにNTTグループの一員がいわば殴りこみをかけたような格好だ。迎え撃つSoftbankや携帯他社,IP電話サービス会社,VoIPサービス会社の対応が注目される。

NTTコミュニケーションズ社が,iPhone 上で050IP 電話を利用することができるサービス「050 plus」の提供を開始すると発表した。これについてはIT関係各社の報道(日経BP ITPro, インプレス INTERNET Watch毎日コミュニケーションズ マイコミジャーナル)が報道している。

このサービスは,iPhone のデータ回線を使って安価に電話サービスを提供するもので,基本料金月額315円(別途ユニバーサル料金必要),,アプリのダウンロードは無料,通話料金はほぼ既存のIP電話サービス並み(例えば「050 plus」利用者間の通話や「OCN ドットフォン」など提携プロバイダーによるIP電話サービスへの発信は無料,国内一般加入電話宛の通話料は3分8.4円,国内携帯電話は1分16.8円。アメリカへの国際電話が9円/分など)である。ソフトバンクのiPhone向け通話サービスであるホワイトプランやwホワイトプランに比べて競争力抜群の価格設定で,しかも,アプリ内で料金比較までできるようになっている。

この発表のユーザーにとっての意義は,NTTグループという日本市場でのリーダー企業が取り組んでいるため,品質や提供時期の長期安定化が見込まれそうなことだ。同様のサービスは Skype や Vibre など各種あるが,いずれもベンチャー企業が出発点であり,海外事業者が提供していることもあって,番号が相手に表示されない,料金体系やサービスが頻繁に変わるなど,安定性や品質に疑問符をつけざるを得なかった。

また,日本市場へのインパクトという点では,いよいよ家庭用固定電話サービスや携帯電話サービス各社の高い通話サービス料金が終りを迎えるのではという感想を抱かさせる内容だということだ。IP電話サービス体系としての電話料金で,きちんとした品質の電話サービスを外出先でも使えるとしたら,わざわざ固定電話を保持したり,高い通常の携帯電話通話料を払う必要はない。これは,少なくとも日本では,既存携帯各社が通話サービスで儲ける時代の終焉が早まっていることを意味する。また,フューチャーフォン(ガラパゴス携帯,もっと分かりやすく言えば,スマートフォン以外の普通の携帯電話)の衰退を早めることにもなるだろう。

現時点では「050 plus」は iPhone 向けのアプリのみだが,近い将来,Android 向けも発表されるとのこと。元公社とは思えない,競争意識むきだしの取り組みに,同じく成果志向の強いソフトバンク,あるいは既存のビジネスモデルを崩されかけているNTT DoCoMo, AUなどはどう出てくるのだろうか。