2012/09 貴州省出張を終えて

尖閣諸島の国有化を発端として日中関係が軋む中,中国西部の消費市場の現状と将来を知るため,2012年9月8日から12日まで貴州省,12日から13日は北京市を訪問し,現地で様々な活動を行った。日本から見ているだけではわからない現地の人々の考えや活動を見聞きし,多くの発見があった。酒類博覧会の報告は別途稿を改めることにし,ここでは現地での魚野の活動と,それによって得た知見などを差し障りの無い範囲で紹介したい。

貴州省・貴陽市の現況紹介

貴州省は四川省,広西省,重慶市などに囲まれた,中国でもっとも貧しい地域のひとつであるが,また一方で,豊富な森林・水資源,投機の対象にまでなっている国酒茅台酒の産地,あるいは夜郎自大という言葉で知られる野郎国があった場所としても知られている。中国政府は国内格差の解消を目的として貴州省から広東省などへと送電をするプロジェクトがあるなど,西部大開発の対象地域のひとつである。今回の出張のきっかけは貴州省の省都,貴陽市で開かれていた国際酒類博覧会の開催であるが,これも,中国中央政府の主催の形をとっており,西部大開発政策の一環といえよう。

貴陽市は周囲を山岳に囲まれ,周年,日本でいう春から初夏のような気候である。気温が30度を超えるようなこともなければ氷点下を下回るようなこともなく,避暑地,避寒地として過ごしやすい場所だ。但し,熱帯性気候らしく夏は曇りがちで,すっきりした雲ひとつ無い過ごしやすい夏というわけではない。貴州省は前述のとおり,野郎国として独立していた期間もあるが,近代以降は概ね中国歴代朝廷・政府の支配下にあった。

水資源が豊富であることは,アジア第二位の滝があることでもわかる。森林・山岳地帯は未開発の場所だらけであり,ここに水力発電所をたくさん作り,電力が不足しがちな広東省などに送電することで,当地の経済成長につなげるという計画があるとのこと。また,貴陽市周囲は市政府をはじめとして不動産開発が未だ相当盛んであり,現在の人口規模の数倍の収容人数を想定した住宅が建設されている。このプロジェクトについては滞在中,周囲の政府関係者や民間人士に何度もそれほどの需要があるのか,誰が住むのかと聞いてみたが,納得のゆく説明はなく,バブル期の日本に近いという印象を持った。

もっとも,貴陽市旧市街は山間の盆地を埋め尽くしており,郊外に市政府を移動させてその周囲にもニュータウンを建設し,省内の農村部から労働者を吸収することでさらに市場を大きくするという話は労働力を吸収できる基幹産業がいくつか育っていけば可能わからないでもない。候補としては,観光サービスくらいしか思いつかないが。

貴陽市・貴州省の普通の人々の暮らし

今回の出張の目的の一つは,中国でもっとも乏しい地域の一つである貴州省での暮らしの現状がどのあたりに迄到達しているかを自分の目で確かめることにあった。別稿では貴陽市の富裕層の暮らしにも触れているが,あくまでボリューム層である一般の人たちの暮らしを知るべく,いわゆる市場にいってみたり,ニュータウンのショッピングセンターを訪ねたり,郊外農村部を訪ねたりした。

貴陽市市内では,大学教授といった階層なら自動車を保有しているし,市内をゆく自動車運転手には若い女性が一人で自らハンドルを握っている姿も多々見られ,自営業者や経営層くらいであれば自動車を保有するほどの豊かさがあるようだ。

市内は坂道が多く,自転車の利用は少ない。圧倒的に多いのは電動バイクで,街を歩いていると音もなく近づいてくる。荷運び三輪車も電動のものが多く,日本とは別の形の,文字通りのモータリゼーションが進んでいる。中国では市内移動が多いことから,電動車でも十分需要があることは聞いていたが,それを実感した。

食事は伝統的な中国料理が圧倒的で,旧市街部では喫茶店,和食・洋食レストランはほとんどみかけなかった。市内移動で気がついた唯一の外食レストランは郊外ショッピングセンター内のケンタッキーとケーキ屋くらいであった。もちろん市内を探せばあるのだろうが。むしろ,狭い道路に連なる食材や定食を提供する昔ながらの市場が目立つ。

着ているもの,身に着けているものは,かつての社会主義時代ほどではないものの,やはりシンプルで,中国大陸らしい地味なファッションという印象。女性も化粧はしていないように見える(この点,魚野は詳しくないので薄化粧なのかもしれないが)し,髪も,ストレートが多い。カバンなど持ち歩くものについては,市内では例えば農村から農産物を売り歩きに来ている農民は竹の背負子や農村でよく見かけるプラスチックの袋などを持っていることが多い。ホワイトカラーは一部,ブランド品を持っている。

こうした観察から,自分なりの結論としては,事前の推測通り,中間層を対象として海外の食品やファッション関連商品・サービスを持ち込むのはやや時期尚早という印象。変化は速いと思われるので,定期的調査は必要だろう。一方,富裕層開拓については,市場規模からいっても,現状の販路網がほとんど無い点からいっても,他の地域も対象とした通販か,人脈を介したネットワーク販売のような既存流通とは違った販売網が必要なようだ。

貴州省の醸造関連産業

中国で茅台酒は国酒扱いである。国酒というからには外国からの賓客が来ると,茅台酒でもてなすのに使われるということ。wikipedia-Jの茅台酒解説ページには,田中角栄やニクソンがもてなされたとある。高粱を使った白酒の一種だ。蒸留酒であるために悪酔いはしないと言われるが,香りがきつく,個人的にはアルコール成分以外の物質もかなり入っているのではないかと思う。また,留学生時代(1980年代後半)や会社員時代(1990年代),白酒を大量に飲んで吐いたり二日酔いになっていた同級生や同僚・先輩を多数見ており,翌日に残らないというのは言い過ぎではと思っている。

閑話休題。今回視察した博覧会では,茅台酒の派生商品(醸造技術が異なる白酒)を複数目撃した。貴州省の,名前も聞いたことのないような地方にも白酒醸造技術はあるようで,しかも最近の茅台酒ブーム—投機の対象にまでなっている—に乗じて新たな醸造商品の開発・発売が盛んになっているようだ。

また,貴州省に住む少数民族,ミャオ族は,文化習慣が日本のそれとよく似ていると言われるが,その例の一つに日本酒とよく似たコメから醸造したお酒や,納豆によく似た豆の醸造品を街でよく見かけた。製造箇所は不明。今後,調査してみたいところだ。ミャオ族の食は外国人が行くようなレストランではあまりお目にかかることは少ないようだが,今後,観光業が盛んになれば,こうした地元特産品が脚光を浴びることもあろう。

※今回の出張の帰途立ち寄った北京では,地下鉄車内などで度々白酒の匂いを感じた。持ち運んでいてこぼしてしまったのだろうか。まだ気温が高かったせいもあるが,こうした高額商品を持ち歩く人が多いことが示唆される。

おまけその1-北京滞在

今回の出張では帰途は北京経由だった。事情があって1泊することにし,留学生時代の思い出の場所を訪ねることにした。とはいうものの,もう25年も前,わずか1日ほどしか滞在しておらず,記憶に残っているのは北京飯店の外観くらいである。

宿泊は前門の近くの四合院を改造した安宿にした。個人経営であり,シャワーとトイレ,洗面所が一室になり,寝室の窓は内庭側しか開いていないところであるが,値段の割には駅や前門大街にもそこそこ近く,いい感じであった。

前門から王府井まで地下鉄で移動し,北京飯店を見に行った。1階のロビーはかなり改装されていたが,車寄せなどは以前のままで,ここでタクシーをひろったなぁと感慨。王府井は全く記憶に残っていなかったが,北京飯店の角から王府井書店が見えたので,早速いってみた。当時は留学生の同級生と一緒だったのでおそらく書店はいっていないが,今回は一人旅,気兼ねなく本屋を楽しめる。

マーケティング書コーナーや中国語工具書(工具書とは辞書などのこと)コーナーをじっくり見て回る。看板にはいまだ「内部書店」の表記があり,興味をそそられたが,さすがに今回はカバンを引きずっていたため冒険はしなかった。

おまけその2-中国国際航空の旅

往路は上海経由,帰途は北京経由で,中部国際空港(セントレア)と貴州空港を往復した。いずれも中国国際航空(CA)の運行で,海外線は全日空との共同運航便だ。CAはスターアライアンス加盟のため,全日空のマイレージを貯めた。相変わらずエコノミーだったが,座席のクラスは初めて見るU。Yと何が違うのか興味をそそられたが,これはまだ未調査。機内の座席の広さは国内線も含めてピーチよりは広い。食事は,見た目や統一感などの点で日本の航空会社のそれとは比べるべくもないが,味そのものは以前の民航時代に比べたら激変した。これならば,日本の航空会社を使って高いお金を払うよりは,CAで十分ではないかと感じた。ただし,遅れがあるのは相変わらずで,往路は名古屋発上海経由が30分の遅れ,帰途は貴陽発北京着が30分の遅れ,北京発名古屋着が1時間の遅れであった。

帰途,隣り合わせたのは魚野が卒業した大学に交換留学生として向かう中国人学生。学部・専攻コースまで同じで,たまたま読んでいた温州人の本がきっかけで話をしはじめ,3時間,ずっと英語(と時々魚野は中国語)で留学のことや日本社会のことを話していた。こういう偶然もあるものなんですね。

終わりにあたって

今回の貴州省出張では,中国の未開発地区の都市部の現状を調査してきた。概ね事前の推測通り,外国産品を買うような層は少なく市場は小さいものの,経済発展は著しい。ただ,その発展が官主導の不動産開発によっている点が気になる。

日本産品をいますぐ輸出するのは労多くして益少なしと思うが,引き続き,定期的に調査していきたい。また,周縁の重慶,四川省,広西省などまだ一度も訪ねたことのない地域も,いずれ調査してみたい。

貴州省貴陽市第一印象

中国・貴州省・貴陽市にやってきた。まだ到着して二時間半ほどしか経過していない—空港では貴州省政府のかなり偉い人が夜の11:00に到着する飛行機を待っていてくださり,わざわざあいさつをしてくださった。恐縮しきりである—が,まずは第一印象を記しておこう。

貴州省は中国でももっとも貧しい地区の一つで,実際,市内を通行しても,街路灯の他についている照明が少なく,やや暗い感じがする。建物は空港近辺こそ平屋が多いものの,町中では10階建て以上の建物,居住用からオフィス用とと思わしきものまでがそこかしこに見られ,建物の密集度もかなりあり,名古屋であれば空港線を走っているような感じだった。当然,空港からホテルまでの経路にもよるだろうが,ともかく留学していた1987〜88年の南京に比べたら,明るさも建物の高さも走っている車の量も雲泥の差だ。

貴州の人々の言葉はなんとか聞き取れる。巻き舌がないのと四声が北京官話のそれと違うので,気を抜いていると,何を話しているのかわからなくなることがあるが,普通語の知識があれば,なんとかなりそう。言語というものはおもしろいもので,発音やイントネーションは,方言同士にだいたい法則性があるように思う。だから,基本となる言葉を一つ知っていれば,話せなくても聞き取ることはできるようになる。1週間もこちらにいれば,ある程度真似できるようになるだろうと,豪州での経験から予測している。もっとも,今回の出張は自費で来ているので,当地は実質3日間の滞在で,聞き取るのに慣れる頃に帰国予定。

人々はあたりが柔らかい。前述の貴州省政府の行政官,ホテルまで送ってくれた知人の知人,ホテルのフロントの女性など,地方らしい温かみを感じさせるふるまい,態度であった。途中,経由してきた上海でも,空港で怒鳴り散らしている利用客もいたものの,自動チェックイン機の担当職員,機内の職員,空港内の書店店員の態度,ふるまいも,以前の中国なら必ず感じた高圧的な雰囲気や冷たさは感じられなかった。

明日以降,当地の企業経営者・消費者へのインタビューや,大規模展示会の参観をこなす予定。無事,FacebookやTwitterも外出先でもホテルでもつなげる方法が確保できた。次回は,もう少し実務的な報告をしたい。

2012/04/15 の魚野のつぶやき

20年以上勉強している言語の基礎テストを単純に受けてもつまらないので,裏にビジネス英語講座を流しながら受けた。[中国語力測定テスト2012(基礎編)]あなたの得点は150点/150点、順位は1位/7271人中です。 #china_test http://t.co/DqqmvYbf

posted at 22:43:16

語彙・表現は満点だったが,読解は平均以下。学習教材が会話中心だったからなぁ。[中国語力測定テスト2012(応用編)]あなたの得点は80点/100点、順位は1099位/4475人中です。 #china_test http://t.co/DqqmvYbf

posted at 22:50:26

社交ネットワーク

何のことかというと,中国語でソーシャルネットワークの意味(中国語表記だと,社交网络)。このほうが,意味がわかりやすいよね。

蟻族

蚁族(蟻族):特に80年代以降に生まれた大卒で,収入が低い層をいう。こうした層は一定地域に集まって生活しており,蟻族と呼ばれている。

中国では住宅価格が急上昇している一方で,結婚するには住宅を所有していなければという意識が強まっており,特に若い世代を中心に,住宅購入熱が高い。

ところが,リーマン・ショックで一時的に景気が減速したことや,そもそも大学を卒業した時点でエリートとして管理職についていた人たちがマネジメント能力を鍛えていないために会社のお荷物と化した社会主義経済時代の記憶や労働集約型の企業が依然多いから,大学卒業生の就職が厳しい。

中国語の投稿

当サイトで使用しているCMSシステムWordPressには様々な機能拡張用プラグインが存在するが,多言語ページを実現するWPMLもその一つ。

このページはWPMLを使用して実現している。

質量

質量:品質のこと。

餃子事件の報道の中に,中国の王勇・国家質量監督検験検疫総局長の名前が出てきた。質量は品質,検験は検査・実験の意味で,この職位は中国国内外向け製品の品質保証を監督する部署の責任者ということだ。

日本では品質というと,性能・機能の高さだとか,デザインのよさといったことが思い浮かぶが,ものづくりの世界でいう品質は,顧客の要求する需要の三要素の要求水準を満たすこととされている。需要の三要素とは,狭い意味の品質(Q),コスト(C),納期(D)の三つである。納期には,必要な期日に必要な数量を間に合わせるという意味が含まれているので,Qualityを質量と訳す中国語の方が,質と量の二要素を含んでいるだけ含蓄が深いとも言える。

新三国"穿越"

中国の大河ドラマ「三国志」が中国国内で話題になっている。中国はおろか,漢字文化圏では知っている人も多い「三国志」,今まで何度も各国で映画化され,テレビどらまも放映されてきた。私が中国に興味を持つきっかけとなったのも,かつてNHKが放映した人形劇・三国志だ。中国で三度目だというテレビドラマ「三国志」,そのつくりが雑だと国内で批判が挙がっているようだ。

中国でももちろん人気の三国志,現在ゴールデンアワーにテレビで放映されている。ところが,放映され始めてから俳優がどうのこうのとか,作りが雑だとか,批判が結構多い。

つくりが雑だというのは,例えば時代劇であるのに草原に「空き瓶」が転がっているのが画面の隅に写っていたり,有名な赤兎馬(董卓が味方に引き入れるために呂布に与えたという名馬)の胴に,アルファベットのマークが入っていたり,あるいは,出演者が吟じる漢詩が,時代が下った唐代のものだったりといったことが指摘されている。実におおらか。

もっとも,日本のテレビ制作の現場でも,60年代,70年代は似たようなことはたくさんある。有名な水戸黄門でも,背景に電線が写っていたなんてこともあるそうだし,研究者が多い江戸時代を対象にしたドラマは,時代考証がいいかげんだと批判を受けたことも多い。遠山の金さんや銭形平次など定番ものの間違い指摘は,それだけで娯楽番組となったりする。

今回の三国志の製作者は,大筋は正しく,細かいところは大胆に挑戦との方針のようで,桃園の義をおもいきり短い時間の描写にしてしまった一方で,貂蝉の描写を長くとったりと,ずいぶん冒険をしているようだ。そんな三国志を批判した言葉が冒頭の,新三国「穿越」。あえて意訳すれば,やりすぎ新三国志といったところ。

矢場町近辺にて

午後から,久屋大通で開かれていた中国春節祭りに知人とでかけてきました。流石に雪はふらなかったとはいえ,今日は結構寒かったのですが,人出はすごかった。知立の山車文楽とからくりとか,雑技とか,催し物も面白かったです。

いろいろ収穫がありましたが,中国銀行の名古屋支店ができ,名古屋でも銀聯カードをつくることができるようになったとのこと。中国に旅行や出張の予定がある方は,口座をつくっておくと便利だと思いますよ。

他にはイーサネットケーブルを買ったり,アジアン雑貨店の閉店セールを覗いたり,粉ミルクの相場を調べてみたり。何をしていたかというと,街中を歩きながら,中国語の勉強を二時間ほどしてきたのです。

海角7号を見てきた

知人と海角7号を見てきた。台湾で,好成績を収めたという映画だ。なんでも台湾映画としては,台湾での興行収入第一位とか。日本人も多数出演しており,日本と縁の深い地域でつくられた映画として,日本統治時代に関わるエピソードをからめたり,日本人や日本経済との関わりを入れ込むなど,なるほどなと思う。

映画の内容自体は,努力しても報われていなかった人たちが互いにぶつかり合う中で,理解しあい,最後に…というもので,ストーリーとしては王道の類だ。ところどころ笑えるよう,泣かせるよう,スパイス的な要素も取り入れられ,後半は飽きさせない。台湾のガチャガチャ感だとか,日本や日本人への複雑な思いとか,そんなところも映像やセリフのあちこちから伝わってきて,台湾や中国に興味を持っている人ならそんなところも楽しめるだろう。個人的には日本語,台湾語,中国語の三種類が聞けるということでも楽しい時間だった。

日本人の出演者たち,ことに中国語をしゃべり,台湾で働いているという主役級は,たくさんの中国語のセリフを使いこなすのに大変だったろう。そこそこ聞ける中国語になっていて,役柄でも完璧でない中国語を話すということになっていることもあり,それほど妙な感じはなかった。一方で,長い日本語のセリフをしゃべるときは棒読みかと思わせるような違和感があった。

なぜ,この映画が興行収入一位になったのかと興味をもってみてみたが,自分なりの結論は,努力しているのにあまり報われていない人たちの姿が,国際社会の中での台湾の姿に重なることもひとつの要因かなと思った。大陸の経済発展や,それに伴なう外交圧力などにより,台湾の国際社会での地位は相対的にかなり低下してきている。自分たちは民主化だとか経済建設でこんなに努力しているのに,それほど成功している人たち(国)とちがわないのにという思いと共通点があるように思う。

もっとも,一緒に見に行った留学生はそれは違うんじゃないかという意見のようで,主にエンターテイメントとしての面白さを挙げていた。この留学生はしょっちゅう映画を見ているので,生涯でまだ10本くらいしか見ていない自分の意見よりは的確なのかもとその場では思ったが,一位の座を得るほどの秘密が何にあると考えているかは,聞きそびれてしまった。

たまには映画もいいものです。次は「泣きながら生きて」かな。