[日記]広島・長崎・日本が取り組むべき事

朝日新聞の報道によれば,南京の虐殺記念館で日本の漫画家が自身の戦争体験を描いた「私の八月十五日展」が開催され,連日多くの人が訪れているという。アニメ・マンガ分野での日本の知名度を活かし,南京という日本の加害が色濃く記憶に残されている地域で開催したという点で,よく工夫された良い取り組みだと思う。

従来,広島,長崎の両被爆地はもとより,日本の反戦活動も,日本が唯一の被爆地だという主張や,日本の庶民は多くは消極的,あるいは強制的に参加させられた戦争によって、甚大な被害を被ったという前提で反戦や反核の主張を訴えてきたが,その主張が海外で広く受け入れられてきたとはいいがたい。

戦争について,自分の所の方がより被害が甚大だ,自分の所に受けた攻撃手段こそ優先して無くすべきだという主張は,道理がそれぞれの主張にあったとしても、感情としては受け入れがたいものがあるだろう。

行うべき行動は,被害者同士の注目のとりあいではなく,被害者同士—戦争の被害者は,国境を越えて広がっている—の連帯と,被害の深刻さ・悲惨さを知らない無邪気な人たちや,高みに居て得てして戦争を仕掛けようとする政治家・軍人を説得するための情報や感情の共有ではないだろうか。

日本とアジアの戦後の連帯は、経済的な援助にたよった打算的な関係と,経済成長をいち早く成し遂げた日本への憧憬を主流とし,両者の戦争被害者としての感情はすれ違いのまま終わってきたように思う。それが,この南京での取り組みのような勇気ある行動の積み重ねによって,ようやく新しい時代を迎えつつあると感じる。

[日記]総選挙終わる

総選挙が終わった。まだ最終結果は出ていないが,自民党の敗退,民主党の躍進の結果は誰の目にも明らかだ。選挙権も無い中高生の頃から,政権交代を訴える社民連を創設し,現在の二大政党時代をつくりあげてきた江田参議院議長,管民主党代表代行らに注目してきた者としては,やはり感慨深い。

とはいえ,日本の政治改革はこれからが正念場であり,大勝した後の民主党の政権運営はいくつもの不安材料を抱えている。明治維新の時のように,政権奪取前後で大きく政策を変えることもあり得ると思う。

また,政府関係組織で仕事をしている身分としては今後の予算配分の見直しや公務員改革,行政改革についても気になるところではある。

が,しかし,必要な政策は残るであろうし,これで日本が将来の希望を見いだせるようになるのなら,ぜひこういった見直し,改革は進めてもらいたいと思う。たとえそれが自分の環境に直接影響があるとしてもだ。

個人的には,今回の選挙結果そのものについては結果が見えていた与野党の議席配分よりも,むしろ二つのことに注目していた。一つは最高裁判所裁判官の国民審査結果,もう一つは二つの宗教政党の議席数の行方である。

普段は無風で終わることの多い国民審査だが,今回は一票の格差についての議論が、国民審査結果に少なからず影響を与えようとしているように感じた。格差を容認した裁判官と反対意見を表明した裁判官に対する評価で有意差が認められるほどの結果になるのか,注目している。

もう一つは,公明党と幸福実現党の議席数の行方だ。都市型政党の公明党と農村型政党の自民党という組合せの連立与党だったが,自民党の延命に公明党が手を貸してきたということについて,一般的にはどのような評価をしているかという点に興味がある。また,幸福実現党については何がしたいかということが今ひとつ見えず,一方で非常に特異な政治宣伝を行ってきたことから,どれくらいの人がそのような外観上の派手さに惹かれるのかという点に興味がある。特に,後者については日本の国民の民度を測る指標のようなものなのかなと感じている。

[日誌]チベット鉄道プロジェクトで税金逃れ発覚

チベット鉄道建設プロジェクト中,偽明細書の金額は1.28億元(リンク先は中国語のサイト)だそうです。このプロジェクトは日本の新幹線建設のような国策プロジェクト(正確にはチベット鉄道プロジェクトの一部の西宁グルム複線化工事の監査の話)ですが,今回の事件は砂や石の購買記録から見つかったもので,税金逃れ目的と見られています。

中国には日本の消費税のような付加価値税があり,取引毎に税額を明記した明細書が発行されます(これを発票ファーピャオといいます)。今回は,税務所の証明を偽造し,資材業者が税金逃れをした模様。このニュースサイトに記述されている当該工事の総投資額は105億元ですから,支払われたお金の1%以上の部分で税額分が闇に消えていったようです。

ま,日本でも高度経済成長期に建設された山陽新幹線では粗悪コンクリートがはがれ落ちる事故が相次ぎ,品質の悪いコンクリート材料が大量に使われていたことが判明していますので,どっちもどっちという気がしますが。

[日記]特別公務員が憲法を知らない?

麻生さんが憲法9条に書いてある表現を盛り込んだ文章を読み間違えたことがニュースになっています。それもよりにもよって,戦没者追悼式の式文で。憲法は,政府が暴走しないように枠をはめる公法の代表格で,遵守義務は主に政府関係者が対象となっているはずですが,総理はこの部分,声に出して読んだことは無いのでしょうかね。

[日記]終戦記念日

終戦記念日。

午前:Mac用モニタの新規設置と環境整備

午後:点数づけ

夕方:点数づけ

今年は首相参拝はなく,静かな終戦記念日となった。戦争を過去の記憶とせず,世代と時間を越えて共有し,力づくという愚かな手段を排除する知恵と勇気を持ちたい。

[日記]盂蘭盆

 世間はすっかり盂蘭盆休暇に突入中。が,しかし,小生は本日もフルタイムで案件関係の仕事や案件発掘の企画でフルタイム稼働。明日から月曜日にかけては集中して大学のほうの成績づけとその登録を行う予定。

 これだけ忙しく仕事をしているとあれこれ悩む暇もなくていいのですが,これでいいのかなという気もしないでもありません。自分のしたかったことは何か,するべきことは何か。電話やメールなどが少なくなると,そういう自分を振り返る気持ちに自然となるのでしょうね。特に,一人暮らしをしていたり,外国で生活していたりすると,そんな気持ちになりやすそうです。

 そんなとき,どうするか。目標づくりやその実現計画づくりを想像したり,紙に書いてみたり(パソコンを使うことが最近は多くなりましたが)。要は悩んでいることを頭の中から取り出して,他人みたいにながめてみることがよいでしょう。

 中期的な目標として,私には二つの課題があります。まわりからはもうあきらめたのかと最近よく言われますが,いやいや実は,二つとも,忙しい生活を送りつつも準備や努力は継続中です。一旦決めたことですから,多少回り道をしていたとしても,見方を変えると,より成果の大きいゴールにより楽に近づくことができるのだととることもできます。

 そういうわけで,私の鞄には,たいていその目標実現のための本や資料が入っていて,いつも重いのです。

[日誌]メール発掘中

しばらく目を離していた隙に,迷惑フォルダにふりわけられたメールが1万件を超えていました。よくよく見ると,いくつか普通のメールまで間違って振り分けられています。順次,ご連絡しています。返信をお待ちの皆様,もうしばらくお待ちください。